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AI-OCRとRPAを連携する方法とは?仕組み・メリット・活用例をAIROで解説

2026/9/17

はじめに

紙の帳票やPDFをデータ化するために、AI-OCRを導入する企業が増えています。一方で、AI-OCRで読み取ったデータを業務システムへ入力したり、別のファイルへ転記したりする作業が残っていては、業務全体の効率化にはつながりにくいケースがあります。

そこで活用したいのが「RPA」です。

AI-OCRで紙やPDFの情報をデータ化し、RPAでそのデータを使った入力・転記・登録などの定型業務を自動化することで、書類の読み取りから後工程まで一連の業務を効率化できます。

本記事では、AI-OCRとRPAの違いや連携するメリット、具体的な連携方法について解説します。さらに、AI-OCRサービス「AIRO」とRPAを連携する場合の仕組みについても紹介します。

 

AI-OCRとRPAとは?

AI-OCRとRPAは、どちらも業務効率化に活用される技術ですが、得意とする領域が異なります。 


AI-OCRとは?

AI-OCRとは、AI技術を活用して紙の書類やPDF、画像などに含まれる文字や情報を読み取り、データ化する技術です。 

AI-OCRで図面の文字を読み取りAI検索で活用するまでの流れ

※詳しくはこちらのコラムもご覧ください。

従来のOCRでは、決まったレイアウトの帳票や活字の読み取りが中心でした。

一方、AI-OCRではAIによる画像認識などを活用することで、さまざまな帳票や手書き文字などの読み取りにも対応できます。

例えば、次のような書類のデータ化に活用できます。

  • 請求書
  • 注文書
  • 申込書
  • 契約書
  • 納品書
  • 社内帳票

紙の書類を目視で確認しながら、パソコンへ入力する作業をAI-OCRでデータ化することで、入力業務の効率化が期待できます。


RPAとは?

RPAは「Robotic Process Automation」の略称で、パソコン上で行う定型的な作業を自動化する仕組みです。

例えば、次のような作業を自動化できます。

  • ExcelやCSVなどのデータ入力
  • 業務システムへの情報登録
  • 複数システム間のデータ転記
  • ファイルの作成・保存
  • 定型的なデータ処理

RPAは「人がパソコン上で行っている決まった操作」を自動化することを得意としています。

 

AI-OCRとRPAの違い

AI-OCRとRPAは役割が異なるため、それぞれを組み合わせることで、より広い範囲の業務を自動化できます。

  AI-OCR RPA
主な役割 紙・PDF・画像などの情報をデータ化 パソコン上の定型業務を自動化
得意なこと 文字・帳票の読み取り 入力・転記・登録・定型処理
活用する場面 書類をデータ化するとき データ化した後の業務
イメージ 「読む」 「処理する」

 

つまり、AI-OCRが「書類を読む」技術、RPAが「読み取ったデータを使って作業する」技術と考えると分かりやすいでしょう。

 

AI-OCRとRPAを連携すると何ができる?

AI-OCRとRPAを組み合わせることで、紙やPDFを起点とした業務を、より広い範囲で自動化できます。

例えば、請求書を処理する場合を考えてみましょう。

従来は、

請求書を受け取る

担当者が内容を確認する

請求金額や取引先情報をパソコンへ入力する

会計システムへ登録する

といった作業が必要でした。

AI-OCRとRPAを活用すると、

請求書を用意する

AI-OCRで文字・情報を読み取る

読み取ったデータを取得する

RPAが業務システムへ入力する

という流れにすることができます。

このように、AI-OCR単体では「書類をデータ化するところ」までだった業務を、RPAと連携することで、その後の入力・登録・転記などの作業まで自動化できます。


AI-OCRでデータ化、RPAで後工程を自動化

AI-OCRとRPAの連携を考えるときのポイントは、それぞれの得意分野を組み合わせることです。

AI-OCR
→ 紙・PDF・画像から情報を読み取る

RPA
→ 読み取った情報を使って定型的な業務を行う

この組み合わせによって、「紙を見ながら人が入力する」という作業を減らし、データ化から後工程までの業務効率化につなげられます。

 

AI-OCRとRPAを連携するメリット

AI-OCRとRPAを連携することで、単に書類をデータ化するだけではなく、業務プロセス全体の効率化が期待できます。 


データ入力・転記の手間を削減できる

紙やPDFの内容を確認しながら、別のシステムへ手入力する作業は、多くの時間がかかります。

AI-OCRで情報をデータ化し、そのデータをRPAで後続処理に利用すれば、こうした手入力や転記作業を減らせます。

特に、毎日・毎月繰り返し発生する定型業務では、作業時間の削減につながりやすくなります。


入力ミスを減らせる

人が大量のデータを手入力すると、入力漏れや転記ミスなどが発生する可能性があります。

AI-OCRによるデータ化とRPAによる自動入力を組み合わせることで、人による転記作業そのものを減らし、入力業務に伴うミスの抑制が期待できます。

ただし、AI-OCRの読み取り結果が常に正しいとは限らないため、重要なデータについては人による確認工程を設けることも重要です。


紙を起点とした業務を自動化できる

RPAはパソコン上のデータを扱うことは得意ですが、紙の書類そのものを読み取ることはできません。

一方、AI-OCRは紙や画像などの情報をデータ化できます。

そのため、

紙・PDF

AI-OCR

データ

RPA

業務システム

という流れを作ることで、紙を起点とした業務のデジタル化・自動化を進められます。


既存の業務システムを活用しながら自動化できる

AI-OCRとRPAを連携する方法によっては、現在利用している業務システムを大きく変更することなく、自動化を進めることも可能です。

例えば、現在利用している会計システムや販売管理システムなどへの入力作業をRPAに任せることで、既存の業務環境を活用しながら効率化を目指せます。

 

AI-OCRとRPAはどのように連携する?

手書き・非定型文書に対応

では、AI-OCRとRPAは具体的にどのような方法で連携するのでしょうか。

代表的な方法の一つが、APIを利用した連携です。

APIとは、異なるシステムやサービス同士をつなぎ、データや機能をやり取りするための仕組みです。

AI-OCRがAPI連携に対応していれば、RPAからAI-OCRのAPIを呼び出し、AI-OCRで処理したデータを後続の業務に利用できます。

基本的な流れは次のようになります。

① RPAが処理を開始

② RPAからAI-OCRのAPIを呼び出す

③ AI-OCRで書類を処理する

④ API経由でデータを取得する

⑤ RPAが取得したデータを端末などに保存する

⑥ 保存したデータを使って後続処理を実行する

このような仕組みにすることで、AI-OCRとRPAを組み合わせた業務フローを構築できます。

 

AIROとRPAはどのように連携できる?

AI-OCRサービス「AIRO」は、APIを利用したシステム連携に対応しています。

文書をアップロードするだけでOK

そのため、RPAのスクリプトにAIROのAPIを呼び出す処理を組み込むことで、RPAからAIROの処理を実行し、取得したデータを後続の業務に利用する構成が可能です。

基本的な連携イメージは次のとおりです。

RPA

AIROのAPIを呼び出す

AIROで文書を処理

API経由でデータを取得

RPAがデータを端末に保存

保存したデータを使って後続処理

この方法であれば、AIROによる文書のデータ化と、RPAによる定型業務の自動化を組み合わせることができます。


RPAからAIROのAPIを呼び出す

まず、RPAのスクリプトにAIROのAPIを呼び出す処理を組み込みます。

RPAが所定のタイミングで処理を開始し、AIROのAPIを呼び出すことで、AIRO側で文書の処理を行います。

例えば、定期的に発生する帳票処理であれば、一定の条件に応じてRPAからAIROへ処理を依頼する、といった構成が考えられます。


API経由でデータを取得する

AIROで文書を処理した後、APIを経由してデータを取得します。

これにより、AIROで読み取った情報をRPA側の処理へ引き渡すことができます。


RPAでデータを保存し、後続処理を実行する

RPAはAPI経由で取得したデータを端末などに保存し、その保存データを使って後続の処理を行います。

例えば、

AIROで帳票をデータ化

RPAがデータを取得

端末にデータを保存

保存データを読み込む

業務システムへ登録

といった処理が可能です。

つまり、AIROを「データ化の入り口」として利用し、RPAによってその後の定型業務につなげることができます。

 

AIRO×RPAの活用例

AI-OCRが自動読み取り

AIROとRPAを連携することで、さまざまな紙・帳票業務の効率化が考えられます。

ここでは代表的な活用例を紹介します。

請求書の読み取りから会計システムへの登録

請求書処理では、取引先名や請求金額、請求日などの情報を確認し、会計システムへ入力する作業が発生します。

AIROとRPAを連携すれば、

請求書

AIROで必要な情報を読み取り

RPAがデータを取得

会計システムへ登録

という流れを構築できます。

毎月大量の請求書を処理している企業では、入力・転記作業の効率化につなげられます。


注文書の読み取りから受注登録まで

注文書を受け取った後、注文内容を確認して販売管理システムなどへ登録する業務にも活用できます。

注文書

AIROでデータ化

RPAがデータを取得

販売管理システムへ登録

とすることで、注文内容の転記作業を自動化することが可能です。


申込書から顧客情報を登録

申込書などから氏名、住所、連絡先などの情報を取得し、顧客管理システムへ登録する業務にも活用できます。

AIROで申込書をデータ化した後、RPAで取得したデータを顧客管理システムへ登録することで、手入力による作業を減らせます。

 

AI-OCRとRPAを連携するならAIRO

AI-OCRとRPAを組み合わせることで、紙やPDFの「データ化」だけでなく、その後の「入力・転記・登録・処理」まで含めた業務効率化を目指せます。

AIROはAPI連携に対応しているため、RPAからAPIを呼び出し、AIROで処理したデータを取得して後続処理に利用する構成が可能です。

書類

AIRO
AI-OCRでデータ化

API
データを連携

RPA
データを取得・保存

業務システム
登録・転記・後続処理

このように、AIROを単なる「紙をデータ化するツール」として利用するのではなく、RPAや既存システムと組み合わせて業務プロセス全体の効率化を図ることができます。

また、AIROにはAI-OCRによるデータ化だけでなく、データ化した文書を検索・活用する機能も備わっています。単純な入力業務の自動化だけでなく、蓄積した文書を業務で活用することも可能です。

AI機能で文書検索

「AI-OCRを導入したものの、読み取った後の入力作業が残っている」「紙のデータ化だけでなく、その後の業務まで自動化したい」という場合は、AI-OCRとRPAを組み合わせた業務フローを検討してみてはいかがでしょうか。 

14日間の無料トライアルも実施しておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。